その誤解が太る原因!? ダイエットの大誤解

監修者:田中 明先生
女子栄養大学教授 女子栄養大学附属栄養クリニック所長
東京医科歯科大学医学部卒業後、同第3内科入局。米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校心臓血管研究所留学、都立府中病院内科(糖尿病)医長、関東学院大学人間環境学部健康栄養学科教授などを経て、2007年より現職。

ダイエットの情報は、今も昔もメディアに溢れています。

昔流行ったダイエット法を色々試したけど、結局リバウンドしてしまい……という方も多いのでは?

誤ったダイエット法では健康を損ねてしまう可能性も。

医師が教える「ダイエットの誤解」をご紹介します。

正しいダイエットってどんなもの?

本来、ダイエットとは単に痩せるためだけのものではなく、健康になるためのもの。これは、忘れてはいけないポイントです。

ダイエットが本当に必要かどうかを見極めるには、健康診断の検査結果など、客観的な視点から検討するのがおすすめ。

検査結果から体内の健康状態を把握することも大切です。

特に40歳以降になると代謝が落ちるので、食べる量は変わらなくても太りやすくなってしまうもの。

肥満から始まるいろいろな病気を防ぐためにも、適切な体重コントロールが必要。BMI25を過ぎたら要注意です。

どんな食べ方をすれば病気にならず、毎日をイキイキと過ごせるかを考えながら取り組むのが、正しいダイエットのあり方。

結果として、体重の減少だけではなく、血糖値やコレステロール値など、全ての検査データがよくなるのが正解です。

こんな誤解していませんか? ダイエットの大誤解 5選

ダイエットをしても、結局はリバウンドしてしまう……。

それは、誤った情報に惑わされていたり、やり方に問題があったりするのかもしれません。

間違ったダイエット法では我慢しても頑張っても報われません。正しい理解が、ダイエット成功のカギになるのです。

カロリーゼロの物は太らない?→×

カロリーゼロの物を口にしていることに安心し、他の食べ物を多く食べてしまうケースも。

また、こうしたものに慣れてしまうことで、甘くないと気が済まない、たくさん食べないと満足できない食習慣が身につき、肥満を招いてしまいます。

やせたいので夜は全く食べない→×

夕食は脂肪や炭水化物を抑えた食事が理想ですが、全く食べないのはおすすめできません。

1食抜くことで体は飢餓状態となり、体内の脂肪が燃焼されにくく、次に体に入ってきた食べ物を脂肪としてため込みやすくなってしまいます。

やせるために食事の回数を減らしたほうがよい→×

実は、食事の回数は多いほうがダイエットに有効。

なるべく空腹にならずに血糖値を安定させると、インスリンの急激な上昇を抑え、結果として、脂肪がつきにくくなります。

ただし、少量ずつを摂り、1日分の総カロリーをオーバーしないことを忘れないでください。

<1週間で3kgやせました。ダイエット成功?→×>

残念ながら3kgまでの減量は、体内の水分が減っただけで、本当にやせたことにはなりません。

人間の体は具体的な効果が現れるまで3カ月かかるといわれています。

1カ月に1〜2kgの減量を目安にダイエットに取り組みましょう。

<カロリーが少ない食事をしていればやせる?→×>

ダイエットの食事で大切なのは、摂取カロリーを守りながら必要な栄養をしっかり摂ること。

炭水化物抜きや単品ダイエットでは必要な栄養素が摂取できず、体重が落とせたとしても不健康な体に。

栄養バランスを考慮した食事を心がけましょう。

ライフスタイルの見直しこそが、正しいダイエットへの道

いかがでしたか?

夜は食べないダイエットや、1日1食にするダイエットなど、試したことがある人も多いかもしれませんね。

ダイエットは、「規則正しく決まった時間に食べること」「摂取カロリーを守ること」「バランスの取れた食事であること」が大切です。

まずはライフスタイルを見直すことが、健康的にやせる「正しいダイエット」への第一歩になるのです。