簡単にダイエットを行うには日常生活動作が大事!

ダイエットを行う際にその方法として食事制限や有酸素運動、筋トレと様々な選択肢に悩む方が多いでしょう。

しかしここで見落としがちなのが日常での活動量。

今回はいかに日常的な生活動作がダイエットにおいて重要かということをお伝えしていきます。

<監修者>
美座 幸陽
全米ストレングス&コンディショニング協会/NSCA パーソナルトレーナー
大手パーソナルトレーニングジム会社チーフトレーナーの経歴があり、パーソナルジムの立ち上げ、運営を行っている。

運動による消費エネルギー

まずはいかに日常生活動作が重要かということをお話しする前に、意識的な運動でどれだけのエネルギーを消費するのかといったお話をしていきましょう。

例えば、体重60kgの方がお散歩を1時間行ったとします。

これをMETsという運動強度を用いて消費エネルギーを計算すると、189kcalのエネルギーを消費することになります。

これをゆっくりとしたジョギング程度まで運動の強度をあげると、378kcalのエネルギー消費になります。
運動習慣のない方にとって、1時間のお散歩やジョギングを習慣的に取り入れることはなかなかハードルが高いため、意識的な運動で消費エネルギーを増やすことがどれだけ難しいかがわかるでしょう。

週に一度、お散歩やジョギングをとりいれても、月に消費できるエネルギー量は756kcal~1512kcalです。

これを体脂肪の燃焼量に置き換えるとおよそ100g~200gの燃焼にあたります。
決して多い数字とは言えないでしょう。

座っている状態と立っている状態の違い

続いて、日常生活動作としてデスクワークの場合と立ち仕事の場合との消費エネルギーの差を見ていきましょう。

デスクワークは1時間当たり82kcal、立ち仕事の場合は113kcalとジョギングの378kcalに比べると当然消費エネルギーは少ないです。

しかしどうでしょう。

これがお仕事となると、多くの方は月に160時間ほど費やしていると考えられます。

するとデスクワークのかたは月におよそ13120kcal、立ち仕事のかたはおよそ18080kcalにもなるエネルギー消費が行われていることになるのです。

日常生活動作の重要性

先ほどの説明の通り、日常生活動作はジョギングなどの意識的な運動よりも運動時間が長くなることがほとんど。

先ほどのデスクワークと立ち仕事でも、運動時間が長いためにそのエネルギー消費の差は月におよそ5000kcalにもなります。

このエネルギー消費をジョギングでまかなおうとすると、その時間はなんと13時間。

デスクワークの方は月にフルマラソンを2~3本走ることで、やっと立ち仕事のかたと消費エネルギーが並ぶのです。

実際は労働環境を変化させることは難しいため、今すぐ立ち仕事にしましょうというのも無理な話。

ここでお伝えしたいことは、わざわざジョギングなどの時間を設けるよりも、日々の生活を活動的に過ごすだけで、かなり消費エネルギーが変わってくるということです。

それこそ休日に家で寝て過ごすのか、座って過ごすのかだけでも土日の月8日分で計算すると、かなり消費エネルギーに差が出てくることは先ほどのお仕事のお話から容易に想像ができるでしょう。

それが週末に家事をして過ごしたり、どこかにお出かけをしたりすれば消費エネルギーはさらに跳ね上がります。
電車通勤時に立ってみたり、階段を使うことを意識したりと習慣的に行う動作ほど消費エネルギーに与える影響は大きいもの。

消費エネルギーをあげたいと思っている方は、ぜひ日々の生活をより活動的に過ごされてみてはいかがでしょうか。